ありがとう ヒマラヤスギ

本日、旧校舎の解体作業が終わりを迎えるにあたり、長い間、学校を見守っていてくれていたシンボルツリーの『ヒマラヤスギ』を伐採いたしましたのでご報告いたします。

 

副校長先生とPTA会長をはじめとする代表数名により、立ち合わせていただきました。

 

伐採の作業前には、副校長先生によりお清めがなされました。工事関係者と共に大木に向かい今までの感謝と伐採の謝罪の気持ちを込めて供養してくださるのを、PTAも離れたところからお祈りいさせていただきました。

ヒマラヤスギは小さく解体され、新校舎に何かの形で残してくれるそうです。

ヒマラヤスギの実や小さな虫たち、そして巣を作っていたカラスなど。
この木に集まるたくさんの命も、木が倒れると同時に飛びたっていきました。
多くの命がこの木に支えられていたことが分かる瞬間は、切なく胸が詰まる思いがしました。

このヒマラヤスギの年輪を見ると、約60歳くらいだそうです。今年85周年の池1ですが、昭和11年この地に学校が建つ前、図書館だった頃からあったよと言う地域のお年寄りのお話も聞いたことがあります。

昭和37年に鉄筋校舎となりましたが、それから数えると58年。
もしかしたら、その頃に植えられたヒマラヤスギなのかもしれませんね。

年輪は1年で1本作られます。陽が当たる南側は幅が広く、北側は狭いそうです。
また、その年の暖かさで年輪の幅も大きくなったり小さくなったりするそうです。

子供たちへ見せたいね!と言う思いから、このヒマラヤスギの輪切りと枝の一部、スギぼっくりを学校へ持ち帰りました。

最後まで池1の子ども達へ学びを教えてくれるヒマラヤスギ。
姿を変えて、新校舎で再会できる日が楽しみです。